Essence of Europe
Tallinn Shop

Tallinnのショップ概要
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Tallinnはコンパクトな街ですが中々奥も深く、特に工芸、美術、デザイン
については小さなツウの店も多そうです。このあたりは ガイド編 でも紹介しました
Tallinn案内サイト のショッピング関係に詳しいリストも出ているのでご参照下さい。
ここでは歩いてみて見つかっためぼしい店を中心に概要をまとめてみました。下記
の各詳細項目にリンクされていますのでご活用ください。

先ずは地元のお土産屋さん関係ですが、中心広場のラエコヤ広場の北に狭い道路の
出入り口があり、これはメインストリートのPikk通りに繋がりますが、この狭い道路
Saiakang小路に幾つか集まっています。ここにはSaiakang Cafeもあり、疲れても
休みつつじっくり選んでもらおうと言う環境です。他にNunne(ヌンネ)通りに
Saaremma島の工芸品を集めた店Saaremma Sepadもあります。

次にやはり地元名産の一つですが、伝統を継ぐ或いは北欧の影響を受けて盛んな様子
の手工芸品です。これはめぼしい大手の店2軒が聖ニコラス教会のトームペア側の
裏にある坂道Luhike Lalg(リュヒッケ・ヤルク)通りに固まっています。
この2軒、大手の Luhikese Jala Galerii とすぐ傍の木製手工芸中心
の店 HINDRICUS を下記で紹介しています。
デザインに注力している店も多いですが、最近の若手 Helina Tilkの店 が人気と
勢いがあるようなので下記に紹介しています。

続いて食品関係はどうでしょうか?街を歩いていて目についたのはやはりPikk通り
にあるDELIの店Bonaparteです。 下記 および 店のHP をご覧ください。
他にユニークなのがお酒の専門店です。これはちょっとお店と気付かない位の地味
な店構えで、主に地元レストランに酒類を卸している店かもしれません。
店名が不明だったので 『お酒の店』 としてこの店と言うよりエストニアのお酒の紹介
をしています。

最後にこれはEoEサイト恒例(つまりは筆者の好みになりますが)の本屋さんおよび
スーパーマーケットです。これらの店にはその地の文化や生きた情報、感性等を得
られることが多く、スーパーは実際の滞在生活を便利で楽しくかつコストダウンを
実現するものである、と言うのが持論なのです。
今回も 本屋さんスーパー を下記で紹介しています。

それでは以下でTallinnのショップ情報を地図と共にお楽しみください。


Luhikese Jala Galerii                            地図を見る

手工芸品を含み更に各種雑貨やインテリアを加えて品揃えは豊富、街一番かもしれ
ません。上記のTallinn案内サイトでもカテゴリーとしては手工芸品でなくデザイン
ショップの方に入っています。大手なので豊富な商品を見て回るだけでも結構楽
しめそうです。只、有名店なので混み合う時もありますのでうまく時間を見計らって
行くと良いでしょう。

サイトは右記。   Luhikese Jala(リュヒケセ・ヤラ) Galerii


Luhikese

各種雑貨、インテリア、手工芸の大手Luhikese Jala(リュヒケセ・ヤラ) Galerii



HINDRICUS                            地図を見る

この店は上記Luhikese Jala Galeriiのすぐ傍にあります、番地が2番違う
だけです。こちらは手工芸に特化しているようで案内サイトでのカテゴリーも手工芸です。
雰囲気もいかにも手作り的で写真のとおり看板に一杯書いてありますがTEGEMISEDは
作るに関連ある言葉のようです。木の製品が多く見られました。
それにしてもAnno 1393は1393年からやっている店と言うことですから14世紀、
中々凄い歴史と伝統の店です。

HINDRICUS

木製手工芸が多い1393年からの店HINDRICUS



Helina Tilk Pood & TUBA                            地図を見る

アートの伝統は古いものだけに活きている訳ではありません。次の世代の新しいデ
ザイナーが活躍を始めていますがかなり人気もあってメジャーになりつつある(もう
なっている?)のが女性デザイナーのHelina Tilkです。この店は案内
サイトでは当然デザインショップのカテゴリです。
私が覗いたのはPikk通りの店でしたが案内サイトによればここを含めて3店舗
あるとのことで住所も載っています。
彼女は主に磁器に絵をデザインして売っています。テーマは大変多く、各種の動物
とか植物、果物などを描いています。ちょっとポップな独特の感じですがしっかり
した絵で飽きさせません。
ワークショップで体験教室もやっているようです。

サイトは右記。   Helina Tilk


Luhikese

Pikk通りのHelina Tilkの店



Bonaparte DELI                            地図を見る

BonaparteはPikk通りにありDELIと称していますが、惣菜などを
売っている訳ではなく、ケーキ、ペストリが主体のケーキ屋さんに近い店です。
しかし、サンドイッチやキッシュなども売っているので軽食を仕入れるには適した
店でしょう。他にワインなども揃えていて、少しおしゃれなケーキやキッシュ類と
ワインなどを仕入れることができます。すぐ横にはレストランもあります。
このレストラン以外にもBistroやKUMUと言う別ブランドのレストランも
同じグループ(家族)で経営しています。

サイトは右記。   Bonaparte

お酒の店                            地図を見る

メインストリートのViru通りにあるのですが中々店とわからない程表も地味で
中も暗いですがお酒の専門店です。卸し主体かもしれません。
さすがにこの国ではワインは作っていないのはわかってましたが、ではどんなお酒
があるのか、店の方と少し話して情報を得ました。

やはりここ迄北に上がるとワインは消えて名産は英国やアイルランドと同じくリ
キュール系になります。リキュールで何とか名産をと頑張った結果、VANA Tallinn
と呼ばれるリキュールができました。これはジャマイカ産のナチュラルホワイトラ
ムに、バニラビーンズ、オレンジ、レモン、ビターオレンジオイルをブレンドとあ
ります。カクテルベースの他、菓子作り、コーヒー用で使えるとあります。
これは1960年頃に生まれたお酒だそうですが、国を挙げて注力した結果、今日
輸出を含めてかなり流布する商品に育ったようです。このVANATallinnは空港
などでも売っていて、ボトルも本格的なものからお試し的なプチサイズ迄あります
のでお土産に買うにも適しているかもしれません。

ビールについては地ビールの製造メーカーが3社程あるとか。
その名前はA LE COQ社、SAKU社、社VIRU社だそうです。
このうちVIRU社だけは輸出もしているとか。
   以上、このお酒のお店の欄を借りたエストニアお酒事情でした。


raamatukoi                            地図を見る

本屋さんはいつも旅先で見つけては本当に面白そうだと思いつつ、やっぱり言葉の
壁が厚く断念します。それでも例えば絵が殆どの漫画のような本とか英文で書かれ
た地元情報があれば掘り出し物です。例えばドイツでは『ベルリン』と言う渋い大人
向け漫画(日本で言う劇画)があってドイツ語の勉強にもなりました。イタリアで
は料理本が英語で売っていたので買い求めました。
今回、Tallinnでもとても面白そうな本屋さんがHarju(ハルユ)通りにありま
した。雑然としているが本に対する熱意と言うか愛着が感じられ、エストニア文学
コーナーがあるのも中々素晴らしい。私が入った時もこのエストニア文学コーナー
には本の虫のような男が本に埋もれて何やら探していました。
時間が無くて絵や漫画主体本、或いは英語本を探せませんでしたが、それを目指し
てこの店内を探るのも面白そうです。サイトは下記
  raamatukoi  です。しかい、このサイト自体がエストニア語しかないような・・・


Luhikese

Harju通りの本屋raamatukoi(ガラスに通りが写っている)

Luhikese

本屋らしい雰囲気、エストニア文学コーナーもある



Solaris Shopping Center                            地図を見る

さて最後にスーパーマーケットです。水や果物をはじめ、どうしても不足しがち、
ホテル等で調達できても高くつく品を地元スーパーで買っておくのは観光的かつ経
済的基な滞在の基本です。
と言う訳でここでもスーパーを探しましたが、旧市街を東南に抜けた所に大きなの
が2つありました。一つがSolaris、もう一つがViru Keskusです。
筆者はSolarisの方に実際に出かけてみました。ここは旧市街を抜けてすぐ
に街の(国の?)中心的な劇場と思われるエストニア劇場があり、それに続いて大
きなショッピングセンターとして人を集めています。
どんな作りかと言うと地下2階は駐車場、地下1階にいわゆるスーパーマーケット
が存在し、大体の日用品が揃います。地上階1階にはいわゆる専門店が店を出して
おり、イタリアンレストランカフェVapianoがあります。2階に上がると本屋さんもあり
ますが特に地元の家族連れに人気があって賑わっているレストランがLIDOでした。
これはラトビアで経営に成功して伸びている大型レストランチェーンで、ラトヴィア
料理は勿論でしょうがバラエティを持たせて家族客を惹きつけるノウハウを持って
いるようです。どんなものか少し経験したかったのですがあまりに混んでいて入れず。
入れるチャンスがあるなら体験するのも面白そうです。
ちゅっとスーパーから外れてショッピングセンターの話になっていますが、いずれ
にせよ地元の雰囲気や情報を肌で感じ、かつ旅行生活に有効な場所です。

サイトは右記。   Solaris






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